ダメ キン

最終更新: 5月28日

2年連続ダメ金でした。

花盛りの季節、新緑がキラキラと眩しくて 風が心地よくて、本当に良い季節です。

高校時代は吹奏楽部に所属していました。 1年生の時には部員が多いこともありコンクールの出場メンバーには選ばれませんでした。

出演者を決める審査は一人ずつ1フレーズを演奏しその音色を問うもの。

私以外は3年生だから選ばれるわけないと、そう自分に言い聞かせていました。

ただでさえ経験者が入部することの多かった吹奏楽部に初心者で一年生、難しいなと。

ただその時の曲「セントアンソニーバリエーション」のテーマを合奏した時 指先が痺れてくるほどそのハーモニーが切なく心地よくて 言葉では表現できない感情がそこにはあり

その場にいたくてハーモニーを作り出すその欠片になれないかと必死に練習しました。 母は吹奏楽部に入部することを快く思っていなかったので 練習で遅くなるたびに機嫌が悪く、うまく弾けない私はどうしようもなくて

今思い出すと、あのメロディーはそんな感情を美しいメロディに乗せて流してくれる作用があったの でしょう。

感情が音に乗り目を潤ませながら弾いてしまう、その時間がとても好きでした。


















選抜審査当日、演奏後、結果を待たずに楽器に隠れて涙が溢れました。 上手く弾けなかった。やはり先輩は上手。そういう悔しくあきらめの気持ちと

心揺さぶるメロディーに感情が持っていかれてしまったのです。

「あー私、この楽器で吹奏楽をやっていこう。この世界にできるだけいることができたら・・・」と部活動に一つの生きがいを見つけました。

この年から3年連続金賞でしたが、県代表に選ばれたのは初年度だけ、その後は2年連続ダメ金でした。






















昨年、今年とクラフトフェアまつもとへ出展予定でした。 (今年はクラフトスクエア) 2年連続でクラフトフェアまつもとは中止となり、 高校生の時の2年連続ダメ金の思い出がよみがえりました。 今回の中止の決定は残念ではありますが、

黙々と糸を紡ぎ機織をすることが好きなので その喜びが日々行えることはありがたく そのあたりはどうしようもない悔しさや悲しみはなく 潔く諦め、次へ向かいます。


出展予定だった方10名の

作品がイオンモール松本へ今月末まで展示されていて

私の作品も2点展示していただいているようです。 隣の県ですが、その様子をお伝えすることができずそこのところは 残念です。 もし何かご縁があり松本へ足を運ばれた際には


ご覧いただけますと幸いです。


















ダメ金の受賞は2年まででした。 次の年に私は吹奏楽ではなくオーケストラへ所属

楽器もコントラバスからヴィオラへ転向します。

それから

月日が経ち

今年も和綿の種を撒き発芽を見守っています。

10年以上変わらず種を撒き糸を紡ぎ、機を織っています。

笛吹川の風とともに。

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