長かった梅雨が明けると暑すぎる夏がきた
長かったから糠床のお世話も楽だった。
糠床は、実は昨年の冬に冷蔵庫に入れっぱなしにして放っておいたもの。
6月に入りいよいよその蓋を明けるとき、目を閉じて深呼吸をして息をとめて、嗅覚を働かせないようにしてぱかり、糠は静かに綺麗な姿でお休みしていた。
手を入れたらひんやりして気持ちいい。
「ありがとう!」と思いながらよくかき混ぜる。嬉しい。もう仕上がっているからあとはこのいただいたきゅうりを漬け込むだけ。
梅雨空の頃は毎日きゅうりをいただき、夏となった今は毎日ナスをいただいている。
茄子の季節となった頃、糠床へ鉄釘を1本入れた。
茄子紺がそのまま彩る茄子のぬか漬けが出来上がる。
いただきます。
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